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炭焼き体験教室レポート(2005.2.6-7)

伐採した竹をなにかに活用できないか?そんな思いから、炭焼き教室に参加、宇津木の竹を持ち込み竹炭焼きを体験しました。炭焼きは、ドラム缶と伏せ焼きの2つの方法で行われました。炭焼きの工程を写真で紹介します。

ドラム缶も伏せ焼きも、密閉してわずかな焚き口から熱を送るため、中の状態は見ることができず、煙突から出る煙から読み取ります。煙の熱さ、出方、色などですが、経験を積まないとなかなかむずかしいと思いました。

どちらも1日目の昼前に焚き口で火を焚き始めました。1時間ほどうちわで扇いで中に熱を送ると、扇がなくても煙突から煙が自然に出てくるようになります。そのころ煙の温度が75〜80度、手を3秒かざせるぐらい。中は275度となり炭化が始まります。あとは焚き口をせばめ通風口にします。通風口は、煙の状態を見て穴の大きさを調節します。

炭化が終了したら通風口と煙突をふさぎ火を止めます。煙突から出る煙の色が白色から青みがかった色に変わり、その後透明に変わったときがタイミングです。今回は夜中の2時から3時でした。

そして翌日、いよいよ炭出しです。ドラム缶のフタをあけると、あんなにぎっしり詰め込んだ竹が、1/3ぐらいのかさになっていて驚きました。竹炭はうまく焼けていて、叩くとカランカランといい音がしました。伏せ焼きのほうも、炭になった落ち葉の下からきれいに焼けた竹炭がでてきました。

もうひとつ、お花炭とよばれる炭焼きもしました。缶の中に炭にしたいものをなんでも入れてふたをし、穴を開けて焚き火の中に入れるだけ。1時間程で、そのままの形の炭ができるのです。ほかにも竹でごはんを炊いたり、焼き芋をつくったり、焚き火の楽しさを知りました。今後も定期的に宇津木の材で炭をつくっていきたいと思いました。

 

 
持ち込んだ宇津木の竹
ドラム缶いっぱいに詰める
焚き口が開いたフタをする
焚き口になる四角い缶をはめて周りにブロックを積む
隙間には土を入れて、
熱が逃げないようにする
焚き口で火を焚き、うちわ
で扇いで熱を中に送る。
煙突の煙で判断し、火焚きを終え、小さな通風口にする
火を止めたのは夜中。
焼きあがった竹炭。
こっちは伏せ焼き。
竹を2本敷き、煙突を置く。
竹を並べて積んでいく
竹の両端に隙間を作り
落ち葉を入れる
全体に落ち葉を敷き鉄板
を載せ、土をかぶせる
焚き口で火を焚く
煙突から竹酢液をとる
お花炭。葉っぱや松ぼっくり、なんでも缶に詰めて焼く
竹でご飯を炊く
 
手前がドラム缶、奥が伏せ焼きで
焼いた竹炭。どちらもうまくできた。
竹酢液も。数ヶ月置くとタールが沈み油分が浮く。その間の層を使うそう。 お花炭、完成。葉っぱも松ぼっくりもその形で炭になった。
 
 
 
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