もうすっかり春。ぽかぽか陽気の1日でした。暖かくなったからか集まりもよく、にぎやかな活動になりました。
この日の作業は、実生苗の移植とシイタケ菌打ち。どちらも恒例、春の作業です。
梅林の下に、コナラの実生苗(=どんぐりが落ちて芽が出た苗)がところどころに出ています。ここでは日当たりが悪いので、毎年春先に日当たりのよい雑木林に移しています。
まだ葉が出ていないので見分けるのが難しかったですが、コナラの芽の特徴、まわりの土をいっしょに掘ること、見えない根っこもたくさんあること、いさぎよくスコップを入れること・・・樹木医・岩谷美苗さんのアドバイスで、ひとつひとつていねいに掘り出し、運び、植えました。小さな苗の隣に目印を立てて終了。夏の間まわりの草にのまれないように手入れをして、大きく育てていきたいです。
午後はシイタケ菌打ち。ホダ木に穴を開けるのがひと苦労ですが、シイタケの種駒を埋め込むのはなかなか楽しい作業です。ちょうどこの日、2年目のホダ木からシイタケがいくつも出ているのを発見。これまであまり成績よくなかったので、みんなで感激しました。
最後は1時間ぐらい、岩谷さんといっしょに森を散策しました。しばらく作業に夢中でゆっくり観察していませんでしたが、木の芽吹きや咲き始めた花に春を感じたり、木の形から木の気持ちを考えてみたり。岩谷さんの案内で新しい発見がたくさんできました。草刈りが忙しくなる前に、またゆっくり森を観察したいと思います。
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