今回は、萌芽更新地の手入れ・除伐作業を行いました。その前に、『萌芽更新』と、萌芽更新地の樹木調査について、こちらのページ
をご覧ください。
ということで今回、エゴノキの間引く作業となりました。はじめに、どの木を伐るかを、樹木医・岩谷さんと見てまわりました。間引くエゴノキは、特にクヌギ・コナラのそばに生えているものや、密に生えているもの。日当たりがよくなりすぎないことにも注意して、今の本数のだいたい30%を目安に選んでいきました。
そして伐採です。宇津木での活動で、木を伐るというのはこれが初めてでした。林業家の井上淳治さんから、ナタとのこぎりの使い方、木の伐り方をていねいに教えてもらい、作業にとりかかりました。
木を倒す方向を決める→ 倒す側の木の根元に、のこぎりで水平に切り込みをいれる(3分の1まで)→ 切り込みの上から、ナタ(又はのこぎり)を斜め下に入れ三角にくりぬく→ 反対側にのこぎりで切り込みを入れる→ みしみしっと倒れる。そして倒した木は、枝を払って、幹を2、3mに切り、一ヶ所にまとめる、という感じで、3〜4人のグループに分かれて作業を進めました。
ナタの扱いは、三角にくりぬくのが、思った位置・角度に当たらず、なかなか難しかったです。
でもみんな、ふだん体験できないことに夢中になっていました。木を倒すのがおもしろいし、倒すのに角度を考えて切り込みいれるとか、木を伐ったり、ナタで枝を払うときの感触も。
印をつけた26本を伐り終わって作業は終了しました。作業で出た材を片付けがてら、林の中を歩いたら、ところどころに陽射しが差し込む、明るい林になっていて、気持ちがよかったです。
|