この日は暑くもなく寒くもなく、晴れてさわやかな天気でした。今回は、針葉樹林の調査、オオブタクサ刈り、散策路の整備を行いました。
宇津木の森には、針葉樹の林があります。これからここの手入れを始めよう、ということで、まずは調査をすることにしました。
調査班は3班に分かれ、木に番号をつけ 樹種と幹周(太さ)を調べる班、木の元気度、樹形(まっすぐ・傾いてる・二又にわかれているなど)、
腐朽あるなし、を見る班、地図に木の位置をプロットする班、といった感じです。
難しそう、できるかな、と思いながらも、樹木医の岩谷さんから、木はいろんなことを語っているんだよと教えてもらいながら、木の樹皮や枝や葉っぱから状態を観察していきました。
調査は104本で終了になりましたが、このエリアのほぼ全部記録ができました。針葉樹の樹種は、8割がスギ、残りはヒノキでした。幹周の平均は94cm(直径30cm程)で、太い木が多いことがわかりました。
作業班は、オオブタクサ刈りから始めました。前回の活動で、繁茂の激しい草4種の分布を調べ、オオブタクサはちょっとの日当(ひなた)にいち早く陣取ることがわかったのですが、種を飛ばす前に刈ると翌年の繁茂を抑えられるそうで、緑の種をつけているこの時期、早速刈ることにしたのです。2グループで手分けし、前回記録した分布地図を基に回りました。午後は、針葉樹林からその下の窪地へ行く小道を作ったり、散策路沿いの草を片付けたりという作業もできました。
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