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沖縄イニシアティブ ”を発表〜太平洋島サミット2003 |
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(2003年5月19日 沖縄・名護市)
日本と他の太平洋地域の首脳達は、土曜日、太平洋地域の繁栄と安全を目指すための行動計画を発表した。
この計画は、沖縄県名護市で2日間の日程で開催された太平洋島サミット2003の終わりに採択された。サミットには太平洋諸島フォーラム(PIF)の16の加盟国代表が日本の小泉純一郎首相と共に出席した。
日本とPIF諸国とのサミットは3年ごとに開催されており、これが3回目である。
"沖縄イニシアティブ"と呼ばれるこの計画は、日本と太平洋諸国の政府が共に取り組む5つのイニシアティブを挙げている:安全保障の強化;安全で持続可能な環境;教育の改善と人材開発;保健の向上;より活発で持続的な貿易と経済成長。
この会議は、前回2000年の会議以来議論されてきた提案を、公式に採択するためにフォーマルに行われた。小泉首相は、フィジーのライセニ・ガラセ首相との共同記者会見で、この会議は「大変意味深いサミットであった」と述べた。
同首相は、会議の出席者たちは、サミットの目的を達成するために必要な具体的な行動について、合意することができた、と述べた。同首相は、日本・オーストラリア・ニュージーランドという主要国が、サミットの目的を推進する方法を見付けるために、互いに協力することに合意できたことも重要であると述べた。
PIFの議長であるガラセ首相は、このサミットは二つの点において過去のサミットより改善されたと述べた−−具体的な行動計画が起草されたこと、そしてその計画の実施の進捗状況を一年毎に評価することが誓約されたことだ。日本の外務省はそれらの目的を達成するための様々な計画について述べた文書を公表した。
サミットの後に発行された宣言文書によると、「小泉首相は、太平洋地域において、共同行動計画を通して、5つの目標の達成を支援するという日本の意思を再び主張した。PIFの代表者達は、太平洋諸島への日本の具体的な誓約についての賞賛を繰り返し述べた、そして共同行動計画の実施に対する彼ら自身のコミットメントを確認した。」
日本政府は昨年の終わりに21億ドル以上を発展途上国へ援助すると誓約したが、太平洋地域に対する日本の援助の資金規模について述べるようなサミットの文書は出されなかった。前回のサミットでは、日本から400万ドル以上の援助がフォーラムの国々に対してもたらされた。
日本は太平洋島嶼の数カ国に援助をしてきており、国連内での日本の地位を強化するための協力を求めている。
日本はまた、太平洋のマグロ資源へのアクセス維持と、島嶼国の海底資源への権利を欲している。
ガラセ首相はサミットの目標が行動に移されることが重要であると述べた。
「もし私達が親密に手を取り合って行動することができるなら、そして互いに協力し合うことができるなら、私達は確実にこのサミットの偉大な成果の達成に期待する事ができる。」と彼は述べた。
(Pacific Daily News / PIR) |
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