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エネルギー:太平洋の海洋エネルギーを促進する日本からの訪問者
(2003年3月7日 アヴァルア・クック諸島)

2つの大きな日本の技術開発企業の代表が、最新衛の海洋温度差発電(OTEC)を推進する為にラロトンガを訪れた。

Xenesy社代表取締社長の里見公直氏と、海外事業部本部長の大久保允文氏、また日立造船の部長Masato Tazoe氏が同行した。

3人はロバート・ウーントン首相 に会い、その後共にOTECシステムを設置するのに適切な場所を探しに、船でラロトンガ周辺を調査した。

OTECは、太陽放射エネルギーを電力に換えるエネルギー技術である。発電サイクルを回す為、OTECのシステムは海洋の自然の温度勾配(海洋は水深によって温度が異なる)を利用する。

さらにOTECのプロセスの中で使用される冷たく深い海水は栄養素に富んでいる為、海洋生物の養殖や、海岸もしくは陸の植物を栽培するのに向いている。

実験装置は日本の研究員によりパラオの沖に設置されている。ウーントン首相は手頃な電気及び淡水を生産する為、OTECを使用する可能性について政府も興味を持っていると言った。

ウーントン首相は昨年パラオで行われた水フォーラムで、OTECのシステムについて大まかな説明を受けていた。

彼はクック諸島の様な島国が、コストがかかり汚染を引き起こす化石燃料への依存を減らす事が非常に大切であると述べた。

OTECの様な技術が、いずれその答えを示すだろうと彼は言った。

(PINA Nius)

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