(2003年2月18日、ニューカレドニア、ヌメア)
ニューカレドニア南部で、風車を31基設置する計画があることを同国の当局筋が明らかにした。
この計画は、すでに10基の風車が設置されているプロニー島の高台で行われる予定であり、ここからは同地区で問題となっているニッケル採掘プロジェクト現場も一望することができる。設置する風車はブレード全長が13mのものを使用する予定だ。
US1700万ドル規模になるこのプロジェクトは、すでにニューカレドニアに3基の風力発電施設を設置しているフランスの企業ヴァーグネットパシフィック社が実施を担当し、ニューカレドニアの電力会社も共同で行う予定である。
このプロジェクト実施によって、同社はインフラ開発を含めたニューカレドニアへの投資によって発生する税免除を享受することができる。
竣工すれば、プロニーでのプロジェクトはニューカレドニアにおける最大の風車発電量を生み出すことになり、最終的には設備容量で6800kwに達し、最適な風況下で、全家庭の電力使用の3.45%をまかなうことができる。
(Pacific Islands Report)