(2003年1月15日、フィリピン、マニラ)
フィリピンに本部を置くアジア開発銀行(ADB)は、サバイイ島における最もコストの安い発電所建設計画を策定するための技術支援プロジェクトを承認した。
本案件の資金は日本特別基金から拠出される無償資金援助であり、総額はUS$30万に上る。
サバイイ島はサモア本島のウポル島に比べて生活水準や民間セクター開発が遅れており、この改善のためにサモア政府はADBに対して同島にあるシリ川流域での水力発電の可能性を調査するプロジェクトへの出資を求めていた。
これによって、輸入される化石燃料のコストが減少し、温室効果ガス排出削減につながる。
技術支援プロジェクトは、アセスメント、開発戦略、そして実行可能性調査(FS)を行い、小規模水力プロジェクト建設のための研究を進めることになる。
プロジェクト期間は9ヶ月間とされており、9月頃に完了の予定だ。
(Radio Fiji/PINA Nius)
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