(2002年12月5日、スバ、フィジー)
太平洋諸国フォーラム議長のガラセ氏と、尾池厚之大洋州課長が昨日会談し、来年五月に予定されている太平洋・島サミットでは環境保護と教育が主要な議題にとなることが確認された。
PALM2003として知られる今度の太平洋・島サミットは、包括的な人的資源開発についても協議され、環境問題では、廃棄物管理、さんご礁やマングローブ林などの自然環境の保全、そして気候変動に焦点が当てられるということである。
尾池氏は、フィジーを訪問した際に取材陣のインタビューに答え、日本は環境保護に関心があり、PALM2003ではこれを最優先事項とする。小泉首相も多大な関心を寄せており、頻繁に持続可能な開発を口にすると述べた。
ガラセ氏は、持続可能な開発に関する世界首脳会議で小泉首相が行った演説に言及し、日本が太平洋諸国への資金支援に標榜しているということに触れている。
尾池氏は、日本は地球環境問題解決のための責任に関して認識しており、環境保護と経済発展のバランスをとることが重要だと協調した。
(PINA Nius Online)