(2002年11月24日、パゴパゴ、アメリカ領サモア)
アメリカ領サモアは発電のためにディーゼル発電に頼り続けるのは懸命なことであろうか?それとも、太陽、風力、海洋のエネルギーを私用したほうがいいのだろうか?
これらは、2日間にわたって開催された再生可能エネルギー利用に関するワークショップで出た基本的な疑問であった。
参加者は、アメリカ領サモアで実行可能な再生可能エネルギーの選択肢に関して討議を行い、他の太平洋諸国の取り組みについて見識を深めた。
太平洋島嶼国において再生可能エネルギーの利用を促進することは、欧州連合(EU)に支持されている取り組みである。実際にEUはニウエが風力発電で電力の総需要を満たせるために支援を行ったり、キリバスの離島での太陽光発電プロジェクトなどに力を入れている。
アメリカ領サモアで開かれたワークショップの参加者は、電力内訳の中に再生可能エネルギーを導入する理由についても議論を深めた。
今回の開催側は、ワークショップ開催目的を地域の政治家をターゲットにし、再生可能エネルギーの選択肢や長期的な利益についての情報提供を行うことであったと語っている。