(2002年11月15日、マリアナズヴァラエティー、サイパン)
太平洋のサンゴ礁保護を議題とした国際会議が来年10月にグアムと北マリアナ諸島の主催により開催されることとなった。
これは米国サンゴ礁タスクフォースの会議であり、このタスクフォースは北マリアナ諸島、グアム、アメリカ領サモア、ハワイ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島、そしてパラオのサンゴを対象として活動している。
また、サンゴ礁の保護を促進することを目的としており、年に2度ワシントンDCと加盟国で会合を開いている。
急速に加速しているさんご礁の破壊を抑制するために、タスクフォースは今後3年間以下の点に焦点を当てることを決定した。
- 陸地の汚染
- 海洋資源の乱獲
- 観光用としての間違った利用
- 市民意識の向上
- サンゴの白化減少や疫病などの気候変動の影響
米国国家海洋大気局(NOAA)の政策アドバイザーであるグリフィス氏は「協力体制を持ってこれに焦点を当てることができれば、今後3年間で重要な進展を遂げることができるだろう」と述べている。
同タスクフォースは、その中に2つの小委員会を設けることも決定しており、ひとつは太平洋諸国のサンゴ礁を、もうひとつは米国、大西洋、カリブ海のサンゴ礁を管轄することになる。
また、米国と太平洋の関係国のサンゴ礁に関する研究レポートも発表されており、このNOAAによって準備された報告書では、汚染、乱獲、沿岸開発、汚水の海への流出などをさんご礁の脅威としている。
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https://www.coralreef.noaa.gov