(2002年10月19日、アヴァルア、クック諸島)
クック諸島にあるアティウ島市長は、地方の行政のための庁舎より水供給システムの強化などに予算を計上すべきであるとの態度を表明した。
タウトゥ市長はテレビ局の取材に応じ、島民への清潔な飲み水の供給が優先されるべきであると答えた。
このテレビ番組の中では、アレオラ村の住民が、水道ポンプの不良が原因で、井戸から水をくみ出して運んでいる模様が映し出されていた。
クック諸島の国家予算のうちNZ$611,600がアティウ島への支出に充てられているが、その3分の2は行政の建物に使われる予定であり、水システム強化には$6000しか充てられていない。
予算の用途に関して、島議会の意見が分かれたのは初めてのことではなく、タウトゥ市長は水システムへの資金供給など島民の生活を向上させることにより多くの予算を計上する必要性を強調しており、同島の水供給システムは現在問題があるためこれを修理することが必要であると述べている。
Pacific Islands News Association (PINA)