(2002年10月18日、スバ、フィジー)
太平洋諸国のNGOが10月18日にフィジーの首都スバで歴史的合意に署名する。NGO代表らは共同で太平洋地域のNGOの能力向上(キャパシティービルディング)のための情報網を構築する取り組みを行ってきた。この計画は、その実行のための覚書に署名することをもって実際に動き出すことになる。この計画によってNGOのキャパシティービルディングを効果的に行うことが可能となり、将来の協力体制も強化されることとなる。
能力向上は、広義ではNGOの強化とされており、意図する業務の遂行を促すものである。これには、資金繰りや経営体制の強化、財政的な独立性を達成するための人材育成なども含まれる。
参加する太平洋地域のNGOは、太平洋島嶼NGO協会(PIANGO)が能力向上のためのプロジェクトに関する情報センターとなるよう要請しており、このセンターの役割はPIANGOのニュースレターなどでの情報の発信、Eメールでのメーリングリスト運営や、プロジェクトに関するデータベース構築などである。
この覚書署名には、政府、援助機関、地域のNGOやメディア関係者など50人以上が参加することになっており、技術や資金の支援は、カナダ国際開発局(CIDA)や国連開発計画(UNDP)などの機関が行っている。
(PIANGO Press Release)