(2002年10月10日、スバ、フィジー)
欧州連合(EU)高官が今週の土曜にミクロネシア連邦を訪問し、これまで「米国領」として見られていた太平洋諸国への支援について協議を行う。
EUのニールソン担当官は五カ国の太平洋諸国をまわる訪問のなかで2日間ミクロネシア連邦の首都ポンペイに滞在する。
もともとアメリカの信託統治国であり、現在は自由連合協定でアメリカとつながっているミクロネシア連邦はEUとの開発パートナーシップに初めて着手する。
同国は今後5年間でコトノウ協定の下、最大620万ユーロを供与されることとなっているが、これはEUとアフリカ、カリブ、太平洋諸国(ACP)の間の開発パートナーシップによるものである。
ミクロネシア連邦は、コトノウ協定を通してEUの間での貿易と開発プロジェクトに参加する太平洋諸国6カ国のうちの一つであり、そのほかにもパラオやマーシャル諸島など米国と同様の関係を持っている島嶼国がこれに参加している。
Pacific Islands News Association (PINA)