（２００２年１０月３日、ポートモレスビー、パプアニューギニア）
エルニーニョ現象の影響が最も深刻になるのはパプアニューギニア南部であるという予測が出されている。
これは予測はポートモレスビーにある国立気象局によるもので、最近の降雨に惑わされてはいけないと警告している。
エルニーニョは熱帯太平洋地域の海洋と大気の異常な状態によって発生するもので、世界中の気象に影響を及ぼしている。こうした影響のうちの一つが西太平洋の旱魃だ。
国家気象局当局者の話では、今度のエルニーニョは１９９７年に発生したものと比べて、予想されていたよりも進行が遅い。同氏によると、今回のエルニーニョの進行の遅れは南部の沿岸で特に多くの損害をもたらすことになり、ウェスタン州からミルネ湾のあたりまでのほとんどの南部沿岸で雨季が短くなるだろうということである。
パプアニューギニアの中にはすでに水不足に直面しており、水力発電所に必要な水資源の不足によって電気不足を引き起こしているところもある。
Pacific Islands News Association (PINA)）
