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東京では、1時間に100ミリを超すような集中豪雨は70年に1度とされていたが、最近はしょっちゅう起こるようになってきた。一昨年には2度の集中豪雨で品川区など計3000戸以上が浸水した。大都市のヒートアイランド現象が集中豪雨を助長しているとみられている。日本国内の記録では過去100年ですでに平均気温1度の上昇し、神奈川県久里浜湾では潮位が毎年2ミリずつ上昇している。現在海面下に住んでいる人口は東京、大阪、名古屋などに200万人もおり、仮に海面が1メートル上昇するとそれは440万人に倍増する。危険な水面下の資産価値は54兆円から109兆円にもなる。政府のまとめた「地球温暖化の日本への影響2001」では砂浜の侵食、港湾の堤防建設(11兆5000億円)、魚介類への影響やその他の動植物への影響が指摘されている。さらに3度から4度の平均気温の上昇でマラリアの流行地域が東京大阪にまで広がると予想されている。
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