年 |
| 出来事 |
1960年― |
| EC内で何度か共通の輸出信用機関の基準作りに向けての取り組みがあったが失敗。最近では1995年にこの試みが失敗している。 |
1994年 |
| OECD貿易委員会輸出信用グループで、米輸銀が中心となって共通の環境基準作りに向けての動き。 |
1994年後半 |
| OECDの輸出信用グループに質問表の配布(半数が共通の基準作りに興味)。 |
1995年 |
| 米国が共通の環境ガイドラインについての第1回目の提案(フランスのCOLFACEとドイツのHermesが強く反対)。 |
1997年6月 |
| G8デンバーサミットの8カ国首脳共同宣言の「輸出信用機関のための環境基準」の項目の中で「先進国からの民間資金の流れは、世界の持続可能な開発に対して重要な影響を有する。各国政府は、インフラ及び設備投資に対する金融上の支援を供与する際、環境要因を考慮することによって、持続可能な慣行の促進を助長しなければならない」との声明が出される。 |
1997年6月 |
| クリントン米国大統領は、国連特別総会リオ+5で、米国の輸出信用機関、海外民間投資公社が新しいガイドラインを策定中であることに触れ「我々は同等の機関や関連機関等が同様のガイドラインを近々採用するであろうことを期待している」と述べた。 |
1997年11月 |
| OECD貿易委員会輸出信用グループ会合で「共通の環境基準の実施に向けての交渉において、各国の輸出信用機関の限界と柔軟性について理解するための質問表」の配布。 |
1998年3月 |
| G8サミットに向けてのOECDの輸出信用機関の特別会合の開催。 |
1998年4月 |
| OECD貿易委員会輸出信用グループの会合ではドイツ、フランス、カナダが共通のガイドライン策定に強く反対。 |
1998年5月 |
| G8バーミンガムサミットの外相総括で「我々は公的輸出信用機関の支援を与える際には、環境についての要素も勘案することについてのOECDにおける努力をふまえ、OECDがこの目的のためにさらなる作業を行うことを奨励するとともに、来年報告されることを要請する」との声明。 |
1998年11月 |
| OECD貿易委員会輸出信用グループ会合前にNGOの代表が「輸出信用機関:持続可能な社会のためのより厳しい共通の政策、手続き及びガイドラインの必要性」についてのプレゼンテーション。 |
1999年3月 |
| G8環境大臣会合の宣言で「環境の側面を国際金融機関および輸出信用機関の業務により良く統合させること」、「輸出信用機関の業務における環境配慮の手続きを強化する観点から、OECDで行われている作業を歓迎する」との声明。 |
1999年6月 |
| G8ケルンサミットの8カ国首脳共同宣言で「環境保護努力の更なる強化」の32項において、「我々は、国際開発金融機関が環境上の配慮を活動の不可分の一部とすることを引き続き支持することに合意しており、我々も自ら支援を行う場合には同様の配慮を行う。我々は、OECDの枠組みの中で、輸出金融機関のための共通の環境上の指針の作成に向けて作業を行う。我々は、この作業を2001年のG8サミットまでに完了することを目指す」との声明。 |