ドイツのBUND青年部が、アドベントカレンダーをウェブサイトで公開中です。
https://kalender.bundjugend.de/
アドベントカレンダーとは、クリスマス前の4週間に、毎日ひとつずつ窓を開けていくカードです。全部の窓を開け終わると、
クリスマスを迎えたことを意味します。
ドイツでは来年5月に国連生物多様性会議が開催されます。それを記念して、BUND青年部は、世界中の子どもたちに「生物多様性の箱」を作ろう、
と呼びかけています。子どもたちは、北海の干潟を実際の貝殻を利用して再現したり、葉っぱや木の実で森の様子を、粘土を利用して沼と
そこに棲む生物等を再現したり、小さな箱の中に様々な生物多様性の世界を閉じ込めて、送ってくれます。
BUND青年部は、子土もたちから寄せられたこれらのすてきな作品を活用し、クリスマスまでを楽しく、生物多様性について考えられるように、
オリジナルのアドベントカレンダーを作ったのです。
ドイツの環境省大臣のガブリエル氏と国会次官のクルーク氏は、この子どもたちの作り上げた創造的かつ魅力的な世界に驚かされたそうです。
またガブリエル氏は1日から毎日この窓をひとつずつ開けながら、感動しているとのことです。
ちなみに、1日の作品は混交林の様子を小学校5年生と6年生のクラスが作成したもの、3日は月の世界を4年生が、5日は秋の景色を6年生が再現しました。
毎日1つずつ、小さな窓を開けながら、子どもたちの作った生物多様性の世界をお楽しみ下さい。