頭は自動車、腕は飛行機、足は石油採掘プラットフォームで背中に石油タンク、尻尾はパイプライン。4月22、23日の両日、東京・代々木公園で開催されたアースデイ東京2006の会場で、FoE
Japanブース前にそびえ立つ「化石燃料恐竜」は、多くの来場者を仰天させました。
「化石燃料恐竜」は、石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料を常食として、昼夜を問わず活動し、大量の二酸化炭素や環境汚染物質を排出します。
19世紀から21世紀半ばにかけて地球上の各地、特に米国、日本などの先進国に多く生息しましたが、食料危機と、自ら招いた地球温暖化により、絶滅しました。
化石燃料恐竜は、いわば、化石燃料に依存した現代の私たちの社会経済の象徴なのです。
FoE Japanは、この「幻の恐竜」を多くの来場者にご覧いただくことで、化石燃料に依存し続けていたら人類はどうなるのか、恐竜と一緒に絶滅しないためには人類はどうすべきなのか、一緒に考え、行動しましょう、と呼びかけました。
恐竜の脇では、ソーラークッカーでお湯を沸かし、抹茶をサービスしました。太陽のエネルギーでこんなに簡単にお湯が沸くことに、多くの来場者が感動していました。
FoE Japanは、今後、脱温暖化と持続可能なエネルギーへのシフトをめざし、化石燃料恐竜を全国各地に出張させる計画です。あなたの街にもぜひ恐竜くんを呼んでください。
※「化石燃料恐竜」出張サービスのご案内はこちら
https://www.foejapan.org/lifestyle/energy/dinosaur/index.html
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