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”フェアーウッド”利用推進が環境省の優秀政策提言に
環境省による「平成15年度NGO/NPO・企業政策提言」の公募が10月に行われ、委員会による審査の結果、FoE Japanの提言「世界の森林環境保全のため国内各層での”フェアーウッド”の利用推進」が、優秀提言2件の中の一つに選ばれました。
また、FoE Japanが同時に提言した「ファストフード業界における脱・使い捨て」も「優秀に準ずる提言」(10件)の一つに選ばれました。
12月5日環境省・講堂にて上位5提言の発表会・講評が公開で行なわれました。環境省からは小池大臣や小林審議官などの幹部が臨席され、最後に加藤副大臣から奨励金の授与が行なわれました。
これを、政府や業界と協調できる部分は協調し、環境保全活動を強力に推進していくためのよい機会にしたいと考えています。
これまで、林業・木材については林野庁の主管で、環境省はどちらかというと「木を切らないことが自然保護」というスタンスでした。しかし、「切らなくてはならない木―間伐など」もあること、グリーン購入の規定やエコマークに木材の正しい使い方を取り込んでいく必要があることがようやく認識されるようになってきたのです。
環境省の主管は、生物多様性や温暖化防止ですが、これらの課題の源は森林の持つ多面的機能であり、木材の利用のあり方にあると言っても過言ではありません。
平成14年に林業基本法が森林・林業基本法に変わり、日本の森林が「経済林」から「環境林」に大きくシフトしようとしています。
FoE Japanは、今後とも林野庁と環境省の橋渡しと業界・消費者のグリーン購入の手助けをしていきたいと念じています。(岡崎 時春)
環境省「平成15年度NGO/NPO・企業政策提言」の全提言は以下のサイトでご覧になれます。
https://www.geic.or.jp/geic/partnership/teigen/index.html