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△強風で倒れかかる西側の柵
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△深く掘り、地中の湿り気を確認
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3月下旬、まだ緑はどこにもない茶色の世界。
緑化地域の西側・北西側には、外部から砂が流れ込んできています。そこには昨年生えた草はありません。この流砂を防がないと、緑化地域もすぐ砂漠に戻ってしまいます。
囲柵は2年経ち、冬の強風で根元の砂がえぐられ倒れかかっているところや、砂に半分以上埋もれているところもありました。早速修理が必要です。
村及び村民の状況
2002/3 60戸が、2003/3には38戸に減少。22戸が生態難民として都会近く、砂漠化がそれほど進んでいない地域へ移住。
住民と協議:
ダチンノール村のリーダーたちと今後の計画について話し合いました。昨年の村民の移住は一段落し、村民の間にも、緑化活動への意欲が高まってきました。
4月には、村民が植林を始めます。低地と平らな部分に3万本を植えることになりました。新たに井戸も掘る予定です。
村落へ流砂流入の大きな影響を与えている西側砂丘地帯についても、状況を見に行って話し合い、緑化活動を拡張する方向で検討することとしました。
緑化地域では、再測量を実施。今後の活動の基礎となるよう距離毎にマーク、杭の設置などをしました。また、西側拡張地域では、地中の湿り気を確認するなどの予備調査も行ないました。
現地の気候:
今年は強風の日が少ないそうです。滞在中も砂嵐は少なかったです。
23日朝は宿舎室温5℃、外の水がめは凍結していました。滞在中3時間ほど粉雪が舞ったこともありました。
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