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第4回
緑化ツアー報告 |
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▲活動地、ダチンノールには驚くほど緑が増えていました。
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砂漠化した大地に草原を取り戻そう、という願いから始まった、中国・内モンゴル自治区での砂漠緑化活動。
広大な砂漠の一画で、木を植える―― 気の遠くなるような話かもしれませんが、4回目となる今回のツアーでは、小さな一歩が生み出す自然の回復力の大きさを、確かに感じることができました。
そして新たに、24名のメンバーが、更なる一歩を踏み出しました。
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緑化活動
現地での緑化活動は3日間、午前に行いました。 半日ですが、体力的には結構きつかったのではないか、特に、水場からバケツで水を運ぶのが起伏のある砂丘では大変な作業でした。ほんとはヘトヘトだろうに、笑い声が絶えず、私たちメンバーと現地の研修生や近くに住む子どもたちとの共同作業は、とても楽しく、そして一本一本ていねいに、苗木を植えていきました。植えた苗木は3日間で700本。1本でも多くの苗木が根付いて、大きく成長してほしいです。
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砂と水を交互に入れる。これは松。
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地元の子ども達もいっしょに植樹。
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苗木1つにバケツ3杯の水を運ぶ。
きつい作業でもこのチームワーク!
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緑化活動は午前中のみ、午後は小学校への訪問や町の散策、沙漠の見学などを行いました。
小学校訪問
日本から緑化活動に来た私たちを、子どもたちが歌や踊りで歓迎してくれました。これには、感動して涙がでそうになった、というメンバーも。最後には私たちも踊りに参加し、見様見真似で子どもたちといっしょに踊り、とても楽しい時間を過ごしました。
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私たちも踊りに参加。
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民族衣装の小学生。
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小学校近く。沙漠に点在する村落。
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沙漠見学
これまでに植えた苗木がどう育っているか?活動開始時の写真を持って、これまでに植樹した一帯を見て歩きました。1次隊が植えた苗木は、種類によっては、背丈を超えるほど成長しているものもありました。苗木を植えた樹列の、成長した木々と、その周辺のいたるところに自生した草が茂っていました。昨年4月の、緑のない砂地の写真とはおよそ見違えた光景を目の前にし、驚き感激しました。それでも、根付かず枯れてしまっている木も少なくなく、この環境の厳しさを知りました。
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2001年4月、活動開始時の状況。
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大きく育ったポプラ。
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根付かず枯れてしまった木も。
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地平線――
今回初めて、砂漠宿舎まで歩いて帰ろう、という試みを企画しました。いつもは途中までバスを使う、歩いたら1時間程の道のりです。道はなく、ただただ広い砂地や草地を歩きました。地平線を見渡して歩くという、これまで体験したことのないすがすがしさを感じました。
そのほか、乗馬体験、モンゴル民謡の夕べ、夜にはプラネタリウムのような満天の星空を屋根の上に寝転がって眺めました。
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宿舎まで1時間の道のりを歩いた。
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地平線を見渡せる広大な大地。
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乗馬体験もありました。
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感動の連続
みんなで力を合わせ汗を流した植樹活動、現地の人たちとの交流、沙漠に対する理解が深まった早朝の沙漠セミナー、自然の大きさを感じて歩いた内モンゴルの大地、満天の星空、どれも普段の生活では味わえない貴重な体験であり、感動の連続でした。
自然の大きな力を感じると同時に、その自然がものすごい勢いで壊されているんだという怖さも実感しました。その中で私たちができることは?自然の復活をひとりでも多くの人が思い、小さくても確実な一歩を踏み出し、できることを続けることが、やがて大きな変化を生み出すのだろうと思います。
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