6月4日から13日まで、ドイツ・ボンで地球温暖化に関する国連の取り組みの中核となっている国連気候変動条約の定期会合(補助機関会合)が開かれています。
この会議に先立ち、条約事務局は各国の温暖化対策をまとめた報告を発表しました。
これに拠れば、先進国全体では2000年の温室効果ガスの排出は1990年の排出量から3%下がっています。
しかしこれは経済移行国の排出分が37%下がったためで、加20%、豪18%を筆頭に米14%、日11%、欧州連合3.5%と他は依然として削減を続けています。
一方、国際温暖化対策に不可欠な地球制度の基盤となる国別報告書の整備が進み、今回は途上国100ヶ国、31先進国が自国試作状況や排出量を条約に提出しました。
本報告は以下で見ることができます(英語)。
https://unfccc.int/press/prel2003/pressrel030603.pdf
実質的な交渉が始まったのはここ数日ですが、その中から今回の焦点を幾つか紹介しましょう。