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・ 製錬所の敷地内を通って流下するトグポン川の河川水から、引き続き、顕著な汚染(六価クロムが0.15mg/L)を観測。同数値は、日本の公共用水域の環境基準0.05mg/Lの3倍。
・ トグポン川感潮域上端でも、六価クロムを約0.1mg/L検出。
・ トグポン川の流量はかなりの水量であり、リオツバ入江への六価クロム負荷もかなりのものと考えられる。この原因を解明して、何らかの対策をとることが望まれる。
・ 六価クロムの起源として考えられるのは、
‐製錬プラントそのもの
‐敷地内に散らばるラテライト鉱
‐プラントで発生する汚泥を処理する沈殿池の上清
‐露天掘り地域のラテライト鉱から雨水で溶出されたもの
等だが、これを解明するためには、事業者側の協力を得て、ラテライト鉱などについての各種溶出試験、露天掘り地域やプラント敷地内水たまりの採水、沈殿池上清などのサンプリングと分析が不可欠。
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上記地点2(右)、および、地点31(中)の6価クロム検知管検査で見られた反応 (2010年8月 FoE
Japan撮影)
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