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これまでの活動・動き
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「ニッケル製錬拡張への付保に、現地NGOから待ったの声」 (2008.8.25) |
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フィリピン・ニッケル製錬事業の拡張計画
NEXIの付保に、現地NGOから待ったの声
住友金属鉱山が主体となり進めているフィリピンのコーラルベイ・ニッケル製錬
拡張事業(第2製錬所の建設)については、今年1月、国際協力銀行(JBIC)が
融資を断念したことをお伝えしましたが、独立行政法人 日本貿易保険(NEXI)
は現在も引き続き、同拡張事業に関わる付保を検討しています。
先週8月21日、現地NGOから、このNEXIの付保に懸念を示す要請書が寄せられまし
た。要請書を提出したのは、地元パラワン州を拠点に環境問題に取り組む非政府
/住民団体のネットワーク、パラワンNGOネットワーク(PNNI)。PNNIは、2008
年8月1日付けの同要望書の中で、同事業について、
(1)2001年(第1製錬所の建設前)から法律違反等が指摘されていること
(2)地元雇用も半分以下など、地元の発展に寄与していないこと
(3)皮膚病や刺激臭の問題など、地元での健康被害が起こっていること
(4)拡張には、保護区域の指定を解除し、新たな鉱山活動が必要なこと
など、問題を指摘。こうした問題が今日まで対処されていないことから、拡張事
業へのNEXIの付保決定について再考するよう要請しました。
地元では、2009年の第2製錬所の操業開始に向け、現在でも、着々と拡張工事が
進められていますが、とりわけ、第1製錬所の操業後に指摘されている健康被害
などの環境・社会面での問題について、拡張事業を進める前に、徹底した調査が
行なわれるべきではないでしょうか。
NEXIの資本金は、100%政府出資によるもので、私達の税金を使った公的な保険で
す。NEXIが、現地住民、NGOの懸念、また、現地ですでに起こっている環境社会
問題について、真摯に対応することが期待されます。
現地NGOからの要請書はこちら(PDF形式)
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