5月11日(金)、国際環境NGO FoE Japanは、国際協力銀行(JBIC)が現在、融
資検討している「コーラルベイニッケル拡張プロジェクト」について、現段階で
の融資の決定を見送るよう求める要望書をJBICに提出しました。
これまでにも、FoE Japanは、すでに建設されたコーラルベイニッケル第1製錬
工場に関連した環境・社会問題も含め、JBICと意見交換をしてきました。FoE
Japanは第1製錬工場の操業開始後における健康被害の増加、そして、第2製錬
工場の建設・操業に伴う被害の拡大を懸念しています。
同要望書では、先住民族の合意の取得手続きに関する、事業の違反性や契約違反
を指摘するとともに、同事業に対する融資について、JBICに慎重な検討を強く求
め、また法的不備に関するJBICの認識についての回答を要請し、同事業に関する
懸念について、地元住民・NGOと現地での公開の意見交換の機会を設けるよう求
めました。
要望書全文(PDF形式)
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