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これまでの動き・活動 |
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関連資料 |
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現地グループ 報道ステイトメント 「ミンダナオ石炭火力発電所に反対を!」
(2003.08.11) |
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2003年8月11日
PEOPLES CAMPAIGN AGAINST THE MINDANAO COAL-FIRED POWER PLANT (People's Camp)
ミンダナオ石炭火力発電所の建設に反対する住民運動
ミンダナオ石炭火力発電プロジェクトに反対の声を上げるべき
「発電所による汚染を小規模の森林で軽減させるのは馬鹿げている」
カガヤン・デ・オロ市―ミンダナオ石炭火力発電プロジェクトを強引に実施すると、大気が汚染され、人々の健康に悪影響が出ることは確かである。
200MWの石炭火力発電所は何百万トンにものぼる二酸化炭素、つまり、主要な大気汚染物質である温室効果ガスを排出する恐れがある。現在の森林被覆率では、このような膨大な大気汚染物質を吸収することは不可能である。
プロジェクトの環境適合証明書(ECC)に示された条件であっても、汚染を引き起こす発電所の二酸化炭素排出量を相殺することはできない。
People'CAMPの呼びかけ人でもあり、Task Force MacajalarのスポークスパーソンであるBenCyrus Ellorinによれば、プロジェクトのECCにおける条件により、プロジェクト推進者は、発電所の温室効果ガスの排出に対応するために、苗木/小規模の森林を植林することを要求されているが、これは馬鹿げていて大きな冗談である、ということである。
Ellorinは、「我々はここで、汚いキッチンのことを話しているのではなく、使用する燃料(石炭)が多くの炭素を含む発電所のことを話題にしている。石炭を燃やすと、天然ガスと比較して80%、石油と比較して30%もの多くの炭素が排出されるのだ。」と述べている。
彼はさらに、「明らかに、我々はもっと多くの森林を必要とするが、膨大な汚染を引き起こす発電所の影響を軽減するために小規模の森林を植林するというのは、我々の感性への侮辱であり、馬鹿げている。」と加えている。
グリンピースの算定数値によれば、Pangasinan のSualにあるような1200mwの石炭火力発電所は2億3840万tの炭素、つまり5756億以上のジープニーが同時に走り出し、1km走行するのと同じくらいの炭素を排出するということである。
Ellorinは、「ここで提案されているのは200mwなので、我々は単純にグリンピースの数字を6で割った。その数字は依然として信じられないほどの大きさだ。」と述べている。
グリンピースの算定数値を利用すると、200mwの石炭火力発電所は、25年間でおよそ4000万(←原文の間違い)トンの炭素を排出するということになる。
ミサミス・オリエンタル州Villanueva町に建設予定のミンダナオ石炭火力発電所は、すでに森林破壊の影響に動揺しているこの州の住民やミンダナオ島の住民に、二重の不幸をもたらしている。
ミサミス・オリエンタル州の森林被覆率はとても少ない。この地域の主要な森林は、伐採やその他の開発圧力によって、過去20年間でおよそ3,000ヘクタールにまで縮小した。
Ellorinは、「この森林被覆率では、現存する炭素排出源からの炭素排出量を吸収するのでさえ十分ではないのに、現在でも我々のいる州、特にカガヤン・デ・オロ市はすでに大気汚染の影響を受けている。」と強調する。
Sierra MadreでConservation Internationalが行なった「Carbon Project」のような研究に基づくと、25年間で12,500ヘクタールの森林は270万トンの二酸化炭素を没収することが見込まれる。
明らかに、我々はここにそのように多くの森林あるいは草木を有しているわけではない。25年間で4,000万トンの炭素が石炭火力発電所から排出されるので、我々はさらに何百ヘクタールもの森林を必要とする。
このようなことから、プロジェクトのECCの条件は冗談のようなものであり、馬鹿げていると言えるのである。プロジェクトに対するECCを発行したとき、DENR(環境天然資源省)は、疑いもなく気候変動や地球温暖化の原因となる温室効果ガスの最大の誘因である炭素排出の問題に対して、目を閉ざしたのである。
プロジェクトによる(炭素)排出に反対する人々は、炭素ガスとは別に、プロジェクトサイト近くの町における環境及び住民の健康被害に注目している。
石炭を燃やすと、水銀、鉛、砒素、6価クロム及びカドミウムのような毒性の強い物質が大気中に放出されることは知られている。
大気中に放出された水銀は700キロメートル遠くまで運ばれる。不運にも、プロジェクトの環境影響評価はプロジェクト(サイト)から半径2mの範囲内でしか実施されていない。
これは実に不快なことであり、カガヤン・デ・オロ市の住民や周辺自治体、周辺の州の住民は立ち上がり、このプロジェクトに反対するべきであるとPeople' CAMPの呼びかけ人は述べている。
以上のような結果、People' CAMPと国際的に連携しているグループは、銀行によるプロジェクトへの融資の停止を呼びかけるキャンペーンを強化している。
FoE Japanは、国際協力銀行(JBIC)の職員と何度か会合をもち、プロジェクト推進派による融資の申請を慎重に審査するよう求めた。
「もし、JBICがこのプロジェクトに融資をすることになれば、JBICは、持続可能な開発のために融資し、フィリピンのような開発途上国の人々の利益に寄与するようなプロジェクトに融資するという彼らの主張に背くことになる。」とEllorinは述べた。
(この文章は、FoE Japanのインターンの方に翻訳していただきました。)
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