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開発金融と環境プログラム>資源開発と先住民族の権利 連続セミナーシリーズ
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資源開発と先住民族の権利 連続セミナーシリーズ 第3回
  天然資源の採掘・消費は進む一方・・過度の採掘による埋蔵量の減少、激化する各国間の天然資源争奪戦。
みなさんも天然資源の価格高騰にそんな国際情勢を感じていることでしょう。

天然資源が埋蔵されるのは多くの場合、手つかずの自然の土地。山を切り開き、動植物を犠牲にし大規模工事が行なわれるのです。そして数千年もの長い年月、自然共生型の営みをしてきた先住民族が、生活手段を奪われたり、移住を強いられています。多くの国で、先住民族が権利主張さえできぬまま、犠牲になる例は絶えません。

資源開発の犠牲になる先住民族と声を上げよう!
連続セミナーシリーズでは、ゲストに先住民族や専門家を招き、現場の生の声をお伝えします。
先住民族の権利を守るには?彼らが開発現場で置かれている状況、国際的な動きを知ることから、開発プロセスへの参加・合意形成のあり方を考えましょう。



第3回 「資源開発とCSR 〜環境社会影響とその対策〜」

第3回は、資源開発におけるCSRがテーマです。
海外からは、オックスファム・オーストラリアより、マイニング・オンブスマンのマーティン氏と、FoE ナイジェリアのバシー氏をお招きします。

マイニング・オンブスマンは、開発現場で暮らす先住民族の権利や人々の生活を守るため、被害住民からの申し立てを受け、資源開発に携わるオーストラリア企業の環境社会配慮を促進しています。今後日本における資源開発・輸入・投資に関わる企業のCSRを促進する上で、参考にできる点もあるでしょう。

また、バシー氏には、資源開発がさかんなナイジェリアにおける現場での環境社会影響お話しいただきます。その他、国連大学ゼロエミッション・フォーラム理事の谷口正次氏、JBIC環境審査室室長の岡崎克彦氏、FoE Japan委託研究員の波多江秀枝氏にもそれぞれお話いただきます。

パネルディスカッションでは、それぞれの視点から、資源開発・輸入・投資日本企業のCSRとして何ができるのか、何が求められているのかなどについて議論を深めたいと思います

日時 2008年3月12日(水) 午後2:00〜5:30 (1:30受付開始)
場所 JICA地球ひろば 交流ゾーン3階 講堂     >地図はこちら  
東京都渋谷区広尾4-2-24  TEL:03-3400-7717
プログラム

1.資源を巡る世界の動向と求められるリスクマネジメント
  谷口正次 氏 (資源環境ジャーナリスト, 国連大学ゼロエミッション・フォーラム理事)

2.オーストラリア企業による資源開発問題の一つの解決策
  シャンタ・マーティン氏(オックスファム・オーストラリア, マイニング・オンブスマン)

3.資源開発における環境社会影響の事例
  ニモ・アドルフ・バシー(FoE ナイジェリア)
  波多江秀枝(FoE Japan委託研究員)

4.日本企業に求められる環境社会配慮とは〜国際協力銀行の経験より(仮)
  岡崎克彦氏 (国際協力銀行環境審査室室長)

5.パネルディスカッション(各講演者と共に)
  ファシリテータ 樋口博子氏

※ 日英の同時通訳あり
※ 途中、休憩・質疑応答あり 
※ 講演者及びプログラムは一部変更の可能性があります

資料代 一般 1500円 / 主催・協力団体の会員・サポーターおよび学生 700円
(セミナー当日受付にてお支払い下さい)
申込み 以下いずれかの方法でお申込みください。
●申込みフォームよりお申込み 
 ※備考欄に主催・協力団体の会員・サポーターまたは学生である旨をご記入ください。
  >申込みフォーム(一般)
  >申込みフォーム(FoEJサポーター)  
●Eメール・FAXにてお申込み
  件名を <資源開発とCSRセミナー申込み> として
  @お名前Aご所属B電話番号CメールアドレスD主催・協力団体の会員・サポーターまたは学生である旨、をご送付下さい
  Email: fpic@foejapan.org  FAX: 03-6907-7219(FoE Japan)
主催 FoE Japan , (財)地球・人間環境フォーラム
後援 WWFジャパン, 国際協力機構(JICA)
協力 「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、環境を考える経済人の会21(B-Life21)、
サステナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク(NSC)、サステナビリティ日本フォーラム、
社会的責任投資フォーラム(SIF Japan)、日本環境ジャーナリストの会、
日本国際ボランティアセンター(JVC)
問合せ FoE Japan 神崎 Tel:03-6907-7217

<講演者プロフィール>

谷口正次(たにぐちまさつぐ)/資源・環境ジャーナリスト、国際連合大学ゼロエミッションフォーラム理事
1960年九州工業大学鉱山工学科卒業後、小野田セメント株式会社に入社。1994年に秩父小野田株式会社常務取締役、1996年専務取締役、1998年に太平洋セメント株式会社専務取締役を歴任。2001年に屋久島電工株式会社代表取締役社長(太平洋セメント株式会社専務取締役兼務)に就任、2004年退任。現在は、国連ゼロエミッションフォーラム理事、千葉商科大学大学院政策情報学研究科客員教授、産業界ネットワーク代表として持続可能な社会構築に向けた活動に従事している。著書に『入門・資源危機』(新評論/2005年)などがある。

シャンタ・マーティン/オックスファム・オーストラリア、マイニング・オンブスマン

オーストラリアの鉱山会社の操業により人権を脅かされている地元の先住民族コミュニティとともに活動を行っている。人権をめぐる企業責任の分野で7年間の経験を持つ。かつては、商業コマーシャルの紛争解決の弁護士として活躍。また、アムネスティ・インターナショナル、赤十字その他の機関のために人権問題分野の専門家として活動。グアテマラおよびアルゼンチンで、国際人権弁護士として地元のNGOのために企業責任に焦点を当てた活動を2年間実施。企業の行動規範の独立モニタリングおよび南米の産業の研究活動にも従事。人権分野での企業責任に関する修士号、薬学、有害物質に関する学士号、Arts(人文科学)のディプロマを有する。

ニモ・アドルフ・バシー/FoE ナイジェリア

ナイジェリアの人権・環境活動家。草の根の環境権利アドボカシーNGOであるEnvironmental Rights Action (ERA)の代表。また、石油企業の破壊的な操業に反対する南・南ネットワークであるオイルウォッチ・インターナショナルの推進委員会のメンバー。FoEインターナショナルの遺伝子組み換え作物キャンペーンのコーディネーター。バシー氏は同時に建築士でもあり、作家・詩人でもある。環境・社会政治問題に焦点を当てた最近の作品として、「We Thought It Was Oil But It Was Blood」がある。

波多江秀枝(はたえほづえ)/国際環境NGO FoE Japan 委託研究員
2001年中央大学法学部政治学科卒。国際政治学専攻。2000年から国際環境NGO FoE Japanにおいて「開発金融と環境プログラム」でボランティアを始める。2001年からキャンペーナーとして、フィリピン各地の開発事業の現場を回り、地元の団体と環境社会問題の解決に取り組み続けている。2007年11月から同委託研究員。フィリピンで多発している政治的殺害の犠牲者の遺族を支援する団体を2006年に設立。共同代表を務める。

岡崎 克彦(おかざき・かつひこ)/国際協力銀行環境審査室室長、国際連合、環境計画金融イニシアティブ(UNEP FI)アジア大洋州地域アウトリーチグループチェア
1983年、日本輸出入銀行入行。大蔵省(現財務省)出向、海外経済協力基金出向、ワシントン次席駐在員(駐在中に日本輸出入銀行と海外経済協力基金が統合)、開発第2部第3班課長(スリランカ・バングラデシュ向け円借款担当)、資源金融部第3班課長(鉄鋼原料・非鉄金属・植林プロジェクト担当)、国際金融第3部次長(中南米担当)を経て、2006年8月より環境審査室次長。2007年12月より同室長。

樋口博子(ひぐち・ひろこ)/地球・人間環境フォーラム客員研究員
1998年(株)三和総合研究所(現三菱UFJ総研)に入社し、途上国の開発援助に関する政策提言やコンサルタント業務に従事。在職中、国際協力銀行(JBIC)へ出向し、対ベトナム円借款貸付業務を担当。2002年〜2005年、(特活)ワールド・ビジョン・ジャパンにてアジア諸国のコミュニティ開発や緊急支援に従事。2005年より外務省経済協力局(現国際協力局)にて日本のODA政策立案・調整に従事し、2007年7月末退職。1997年ロンドン大学大学院開発学修士課程卒。ベトナムの貧困家庭出身の若者の就労支援を行うSmile for Kidsの設立者であり代表。
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