気候変動により、特に途上国の多くが自然災害による被害や、食料生産量の減少による影響を受けることが予側されます。その気候変動の原因である二酸化炭素濃度の増大や地表平均気温の上昇は、石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料消費によって排出される温室効果ガスによるものだとされています。
また化石燃料を採掘する過程においても、開発地域の自然環境や市民生活が大きな犠牲となっています。
「気候変動、また開発において最も影響を受けるのは誰か?」に重点を置き、化石燃料開発による環境・社会への影響、気候変動による影響、その背後にある公的機関の関与をまとめた一冊。影響を防ぐため、または最小限に抑えるための対策・方向性を探ります。
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目次
1.報告書の目的
2.気候変動によるアジアへの影響
3.化石燃料開発による環境・社会への影響
〜開発プロジェクトの具体事例〜
- ロシア:サハリンII石油・天然ガス開発プロジェクト
- アゼルバイジャン、グルジア、トルコ: バクー・トビリシ・
ジェイハン(BTC)、石油パイプラインプロジェクト(Box: アゼリ、
チラグ、グナシリ(ACG)油田)
- カザフスタン:カシャガン油田開発プロジェクト
- フィリピン:タニォン海峡ガス開発プロジェクト
4.化石燃料需要の将来予測と日本における化石燃料の位置づけ
5.化石燃料開発における日本の公的機関の関わりと役割
6.求められる対策や対応
7.まとめと提言
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☆入手方法はこちらまでお問合せください。
> FoE Japan 開発金融と環境プログラム info@foejapan.org
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