緑化活動は9年目を迎えました。今年は新たに2つの村、アシン村と北ガラタシ村で活動が始まりました。
4月上旬、この新規2ヵ所を含む8つの活動地で春植林を行ないました。
春植林は、凍っていた地面が融け始める頃に始まります。去年は3月下旬に植えていた村もありましたが、今年は4月に入っても寒さが続き、どの活動地も「清明節のあと」が合図のようにいっせいに始まりました。
(清明節…春分、立夏などと並ぶ二十四節気のひとつ。4月5日頃。中国では大事な一節気なのです。)
北ガラタシ村では、住民総出の植樹作業でした。広い面積を開溝(=V字の溝を掘ること)しての作業風景は圧巻でした(現地スタッフ談)。地元政府も開溝のトラクターを出してくれたり、苗木を追加支援するなど協力し、その熱の入れように驚きました。日本からの応援が呼び水になり、地元政府も村も熱心に取り組んでいます。
家庭農牧場募金の支援家庭でも、同じように清明節のあとに苗木を植えていました。今年支援のチャグスンさんは、苗のまわりに土を盛るやり方で、乾燥防止の工夫をしていました。
春の活動準備に、3月上旬からスタッフが現地に滞在していましたが、現地は3月といったら、胸が苦しくなるほどの寒さです(再び現地スタッフ談)。連日冷たい風が吹き、粉雪が舞い、リャンサップ村の小さな湖も凍ります。
4月後半になると雨の日が多く、村の通り道が大きな水たまりで通れなくなったりもしました。でもこれは、春植林後の恵みの雨となったことでしょう。今後の経過が楽しみです。
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