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フィリピン・マレーシア現地調査報告会 〜公的支援による海外開発事業の環境社会問題〜

政府開発援助(ODA)や国際協力銀行(JBIC)による融資、日本貿易保険(NEXI)による付保などを通じて、海外で様々な開発事業が進められています。こうした事業が現地の自然や社会に負の影響をもたらすことがないように、FoE Japanではプロジェクトレベルで環境社会影響をモニタリングし、問題の回避・改善に取り組んでいます。

今回は、フィリピンとマレーシアで行っているプロジェクトモニタリングの最新報告を行います。住民への聞き取りをはじめとした調査から、現地で起こっている問題をお伝えします。今後の事業のあり方や、日本の市民として何ができるのかを、いっしょに考えましょう。

 
日時 2009年 2月10日(火) 18:30〜20:45  開場 18:15
場所

環境パートナーシップオフィス会議室   >地図はこちら  
東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F TEL : 03-3406-5180

プログラム

フィリピン
◇コーラル・ベイ・ニッケル製錬事業
◇サンロケダム事業・灌漑部門 (アグノ川灌漑事業)
                    ・・・スピーカー:波多江 秀枝 (FoE Japan 委託研究員)
マレーシア
◇ケラウダム導水事業(パハン・スランゴール導水事業)
                    ・・・スピーカー:渡辺 瑛莉 (FoE Japan スタッフ)

参加費

一般 500円 サポーター無料

定員

60名

申込み

以下いずれかの方法でお申込みください。
○申込みフォームよりお申込み
  >申込みフォーム(一般)   >申込みフォーム(サポーター)  
○FAXにてお申込み
  件名を「フィリピン・マレーシア報告会」として
  @お名前 Aご所属 B電話番号 Cメールアドレス D一般 or サポーター を明記ください
  FAX送付先: 03-6907-7219(FoE Japan)

主催 国際環境NGO FoE Japan
問合せ FoE Japan 担当:渡辺
TEL:03-6907-7217  FAX: 03-6907-7219 E-mail: watanabe@foejapan.org

 

◇コーラル・ベイ・ニッケル製錬事業
テンレスや硬貨の原料として知られるニッケル。そのニッケルの中間物質を生産する工場の一つに、パラワン島のコーラル・ベイ・ニッケル製錬所があります。事業者であるコーラル・ベイ・ニッケル社は日本企業3社が約90%を出資する現地合弁企業で、同事業はJBICの融資、NEXIの付保など、日本と深い関わりがあります。

工場建設前から現在に至るまで、先住民族パラワンへの影響、健康被害等、環境・社会問題が指摘されてきました。2006年3月に発表された第2工場建設計画に伴い、影響拡大への不安の声もきかれます。

FoE Japanは、2009年1月、工場周辺の村々で約130世帯に聞き取りを実施。私たちに身近なニッケルができるまでに、どのような問題が起こっているのか、現場の声を報告します。

◇サンロケダム事業・灌漑部門 (アグノ川灌漑事業)
ルソン島北部を流れるアグノ川に建設された、アジア最大級の規模を誇る「サンロケ多目的ダム」。過去10年間、JBICの融資で進められたダム建設には、地元住民から多くの懸念が挙げられてきましたが、2008年11月、灌漑部門への円借款供与を日本政府が断念したことがわかりました。

しかし地元では、ダム建設によって破壊された地元住民の生活の改善など、未解決の問題が根深く残っています。1998年から絶えず現地視察を重ねてきた同事業について、現地の現状、そして日本政府が融資から手を引いた後、中国政府の支援によって進められることになった灌漑部門の動向をお伝えします。

◇ケラウダム導水事業(パハン・スランゴール導水事業)
パハン州ケラウ川にダムを造り、45kmの導水トンネルと8kmのパイプラインでスランゴール州・クアラルンプールに1日18.9億リットルの水を供給するという壮大なプロジェクト。
事業には、日本のODA史上最大といわれる融資が行われる予定です。

FoE Japanは、融資決定前から、ダムの必要性、環境アセスの不備、先住民族の同意プロセス、環境破壊などの問題を指摘してきましたが、これらの問題は未解決のまま、現地では入札手続が進んでいます。昨年11〜12月、事業の影響を受ける先住民族65世帯に実施した聞きとり調査から、彼らの事業への参加プロセスやその問題点について報告します。

 

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