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(ODA)
 
 
 
緊急セミナー:ODA改革〜過去の検証を通じて未来へ

2010年6月11日

ダムからの灌漑用水が届いておらず
作物を耕作できていない農地
(フィリピン・ボホール灌漑)

厳しい財政状況の中、また、途上国における乱開発の弊害が加速する中、ODAはもはや「額」をつみあげる時代ではなく「質」を追求する時代となりました。外務省は現在、ODAの見直しを進めていますが、抜本的な改革のためには過去のODAの検証およびそこからの教訓の反映が欠かせません。このような問題認識のもと、このたびODA改革に向けた緊急セミナーを開催します。

【検証事例】

●タイ・サムットプラカン汚水処理事業〜全額返済に至った「環境」ODA

●フィリピン・ボホール灌漑事業〜活かされなかった過去の教訓

●マレーシア・パハンスランゴール導水事業〜中進国向けの巨額ODAと審査

 

日時 2010年6月16日(水)17:20〜18:45
場所

衆議院第2議員会館 第3会議室 >地図はコチラ
住所:東京都千代田区永田町2−1−2(最寄駅:東京メトロ 国会議事堂前駅 永田町駅)

プログラム

1.開会あいさつ〜新時代のODAに向けて

2.ODA見直しに向けた最新情報〜外務省「ODA見直し案」の検証

3.過去のODAを検証する

事例1:タイ・サムットプラカン汚水処理事業〜全額返済に至った「環境」ODA
環境ODAとして実施されたが、重金属を含む工業廃水を処理する能力のない設計や高額な運転費用、事業地選定にまつわる汚職が大きな社会問題に発展し、工事が中断。その後JBIC融資分全額が日本政府に返還された。

事例2:フィリピン・ボホール灌漑事業〜活かされなかった過去の教訓
灌漑予定地に水が届かず、農民が借金を負う事態に発展。同一河川における一連の事業であったが、課題・教訓の把握が十分になされず、10年以上も未解決の問題、また、繰り返し起きている問題が見られる。事業仕分けにおいて、甘い評価体制が指摘された。

事例3:マレーシア・パハンスランゴール導水事業〜中進国向けの巨額ODAと審査
パハン州にあるケラウ川からセランゴール州及び首都のクアラルンプールに、1日に18.9億リットルもの水を導水トンネル45km・パイプライン8kmにより導水する大事業計画。中進国向けに820億4000万円という最大規模の借款が、優遇金利によって供与された。

4.ODA改革に向けた提言

5.議論

参加費

入場無料

主催 国際環境NGO FoE Japan、メコン・ウォッチ、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、日本国際ボランティアセンター、ODA改革ネットワーク

申込み
問合せ

一般参加者は下記までメールにて@ご氏名、Aご所属、B連絡先TEL、C連絡先E-mailをご連絡下さい。
衆議院第2議員会館1Fで参加証を配布します。遅れる場合は申込時にご連絡
下さい。

E-mail:finance@foejapan.org
国際環境NGO FoE Japan(清水)  tel: 03-6907-7217  fax: 03-6907-7219


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