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『途上国支援と環境ガイドライン』出版!
FoE Japanが98年から取り組んできた国際開発銀行への環境政策改革の活動が本になりました。


『途上国支援と環境ガイドライン』
国際環境NGO FoE Japan 編 緑風出版
定価 2800円(税別)/ サポーター価格 2400円(税込)


内容:誰のための開発支援か? 途上国を支援する政府開発援助(ODA)などによる開発プロジェクトが、さまざまなかたちで深刻な環境問題、社会問題を、現地で引き起こしている。本書で取り上げている、鈴木宗男スキャンダルで有名になった、ケニアのソンドゥ・ミリウ水力発電事業もそのひとつだ。非政府組織(NGO)として、政府系金融機関の国際協力銀行(JBIC)が融資する開発プロジェクトが及ぼす環境・社会問題に取り組んできた若い研究者たちが、個別プロジェクトの調査、分析を踏まえ、こうした問題の再発防止と改善のための環境ガイドラインを提言した書。

FoE Japanとして初の本格的な書籍出版となる本書では
▽具体的に問題となったインドネシア、ケニア、フィリピン、タイの事例の紹介とその課題
▽環境ガイドライン強化の必要性
▽具体的なプロジェクトに伴う問題をもとに国際協力銀行の投融資案件における社会環境配慮を強化していくためのひとつの方法としての環境ガイドラインの提案
▽環境ガイドライン策定に向けたNGOや学識経験者、関係省庁、国会議員、JBICスタッフとの協働作業―などについてまとめています。

特に、今回の国際協力銀行の環境ガイドライン策定においては、透明でアカウンタブルなプロセスの下で、NGOだけでなく、学識経験者や関係省庁、国会議員、JBICスタッフがともに議論を重ねながら、協力して先進的、かつ現実的な提言をまとめるという、政策提言の新しいモデルを提示することができたのではないかと考えています。
NGOとしても、具体的で実現可能な提言をまとめていくために、プロジェクトの問題点や海外の事例を踏まえながら、関係機関との議論を積み重ね、提案をまとめていきました。この経験は、私たちだけでなく、様々な分野での今後の政策提言活動にも生かしていくことができるのではないかと考えています。ぜひご一読ください。お知り合いの方にもご紹介いただけますと幸いです。

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